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あのアップル社も被害に。最近話題の「パテントトロール」って?

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皆さんは〈パテントトロール〉と言う言葉を知っていますか?最近ニュースなどでも話題になっていますが、聞いたことが無いといった人も多いのではないでしょうか。
今回は、大手企業などでも被害が急増しているパテントトロールとはどのような事を言うのかをご紹介していきます。

パテントトロールって?

パテントトロールとは、〈特許トロール〉とも言われ、特許権を保有して、その利権行使によって、大企業などからライセンス料や賠償金などを獲得しようとする企業や個人を指す言葉です。
その多くは、自らその特許を実施をしていなく、その特許に基づいて製造販売やサービス提供をしていません。

パテントトロールの語源って何?

Wikipediaによると、〈トロール〉とは、元々欧州神話で地下などに住む奇怪な巨人や小人を意味していて、〈怪物〉という意味合いで使われています。
また英語の〈troll〉には流し釣り(トローリング)という意味も有り、この意味合いも含んでいるとも言われています。
また、パテントトロールは、『特許搾取者』、『特許寄生虫』、『特許海賊』という意味合いの英語の呼ばれ方もしているそうです。

あのアップル社も被害に。最近話題の「パテントトロール」って?

パテントトロールってどんな人がやっているの?

パテントトロールは、小規模な企業で行っていることが多いです。
パテントトロール自身は、研究や、製造の設備を持っていないことが多く、自分たちで開発や研究を行って特許権を取るのではなく、特許権を侵害している企業を見つけ、権利を行使し賠償金やライセンス料を得る為に、個人発明家や企業などから安価に特許権を買い集めています。

何で、そんなにパテントトロールに弱いの?

なぜ、自分の会社で開発したものをパテントトロールによって損害賠償を請求されて、従わなければいけないのかとても気になるところです。
それは、同業者同士の特許権の侵害ならば同業者ということでお互いに同じような技術を持っている事があるためにもし、同業者の相手側を訴えたとしても逆に訴え返されてしまったり、同業者同士の争いでその製品がイメージダウンしてしまうという不利益になることが予想されるために、もし、特許権の侵害で争いが起きたとしてもお互いに円満に解決出来るように交渉をしたり、2つまたは、複数の企業が自らの持つ特許権などの行使をお互いに許諾するクロスライセンス契約に持ち込むなど、大きな争いにならないうちに解決しようと交渉します。
しかし、パテントトロールには、そのような製造、販売などを行っていない為、不利益になるようなリスクも無いため強気に権利行使が出来るのです。
パテントトロールに訴えられた企業は、反撃することも、クロスライセンス契約によって円満解決に持ち込むことが出来ません。
それに、特許紛争でもし負けてしまった時に製造販売などを中止しなければならなくなった時の損害の方が莫大なために、仕方なく要求に応じなければならないということが有るそうです。

どんな企業が被害に遭っているの?

パテントトロールという言葉を知らない人にとっては、あまり知られていない会社がパテントトロールの被害に遭っているのかなと思っている人も居るかもしれません。しかし、最近報道されたニュースでは、なんと〈アップル〉が訴訟に敗れて約5億ドルの支払いを命じられました。
アップルが敗れた会社は〈スマートフラッシュ〉社でスマートフラッシュは、製品を作っているわけでも、従業員がいるわけでもない会社だそうです。
特許の取得を専門にする会社でパテントトロールとして有名な企業です。

アップルは何の特許権で訴えられたの?

iTunes Storeなどで使われている決済システムなどに関わる特許で、スマートフラッシュは、アップルはこの特許を故意に利用しているとして提訴しました。
それによってアップルが敗訴し、損害賠償として5億3300万ドルの支払いを命じられました。

5億3300万ドルって??一体日本円でいくらなの?

日本円で5億3300万円でも相当な額だと感じますが、5億3300万ドルですから桁が違います。なんと、約630億円もの支払いを命じ等れました。ちなみに、スマートフラッシュ側は、8億5200万ドルの損害賠償を求めていたそうです。

莫大な額!なぜこんなに凄い金額なの?

なぜこんなにも莫大な賠償金になってしまったのでしょうか。
それは、アップルがスマートフラッシュの特許権を侵害していることを認識しているのにも関わらず、何も対応をせずに放置していたことに対しての懲罰的賠償請求が認められたことがこのような莫大な賠償金に繋がってしまったと言われています。

パテントトロール対策

パテントトロールの標的にならないために、多くの企業が合同して色々なパテントトロール対策を行っています。そのために設立された対策団体がいくつもあり、さまざまな方法を使って企業で連携を行い、パテントトロールによる特許訴訟を減らそうと活動しています。

色々な方法を使って対策をしても、それをくぐり抜けて特許訴訟を行ってくる可能性も有り、すぐには無くならないとても難しい問題とも言えるでしょう。

まとめ

  • パテントトロールって?
  • パテントトロールの語源って何?
  • パテントトロールってどんな人がやっているの?
  • 何で、そんなにパテントトロールに弱いの?
  • どんな企業が被害に遭っているの?
  • アップルは何の特許権で訴えられたの?
  • 5億3300万ドルって??一体日本円でいくらなの?
  • 莫大な額!なぜこんなに凄い金額なの?
  • パテントトロール対策

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